ベトナム人採用は準備で80%が決まる


ベトナムで事業を展開する日系企業様のお悩みの1つに、
「退職が多い」という点が挙げられます。

これは皆さん肌感覚としてお持ちだと思いますが、
私も実際に日本と比べても早期の退職率が高いのは事実だと思います。
例えば、日本で人材紹介業をすると、2ヶ月以内の退職率は1.5-2%程度と言われていますが、
ここベトナムですと15%前後にはなってきます。

そんな環境下で重要なのが、準備です。
ベトナム人採用は準備で80%が決まるといっても過言ではありません。

そこで、ベトナム人採用における3つの傾向をグラフ化し、
その対策についても整理をすることで、皆様の採用を成功に導く
準備を考える基盤にしていただければ幸いです。

パターン①:長期的ハイパフォーマー人材
パターン②:徐々にフェードアウト人材
パターン③:早期退職ミスマッチ人材

グラフの見方
 縦軸:「期待度」と「満足度」という指標で、プラスマイナスで設定
 横軸:入社後の時間経過という指標
 上部:「引力」という指標。外発的動機形成とも言い換えられる
 下部:「浮力」という指標。内発的動機形成とも言い換えられる

各項目の考え方
期待度:高すぎてはいけない。プラスマイナス0が理想値。
満足度:プラスマイナス0からスタートし、基本的にはほっておけば下がる。
引力:減点を避ける効果もありつつ、カンフル剤的な短期的施策に留まることも。
浮力:非常に重要。この設計が鍵となる。

パターン①:長期的ハイパフォーマー人材

・期待値調整が出来ており、業務にズレがない状態からスタート
・時間が経過するにつれ、期待度も高まる
・会社の制度や福利厚生等といった外発的動機形成は減点を避ける働きはするが、短期的な刺激に留まり持続性に乏しい場合がある
・個人のモチベーションとも言える内発的動機形成が出来ており、持続性がある状態
 -個人のモチベーションと日々の仕事がリンクしている
 -常に自分の仕事に対してフィードバックを得られる
・一定期間後、右肩上がりの期待度の種類は「個人の期待」から「組織や社会への期待」へと進化させる必要がある
 なぜなら「個人の期待」は伸び幅が小さく途中で鈍化するから。会社を通じた組織や社会への貢献への期待に
 シフトすることで伸び幅が大きくなり、期待度はさらに伸びる。

パターン②:徐々にフェードアウト人材

・期待値調整が出来ており、業務にズレがない状態からスタート
・時間が経過するにつれ、満足度が下がる(多くの組織で起きている現象)
・個人のモチベーションとも言える内発的動機を実現できる環境にないと感じている
 -個人のモチベーションと日々の仕事がリンクしていない
 -常に自分の仕事に対してフィードバックを得られない
・会社の制度や福利厚生等といった外発的動機形成は減点を避ける働きはするが、短期的な刺激に留まり持続性に乏しい場合がある
・結果、6ヶ月〜1年半程度で退職となる

パターン③:早期退職ミスマッチ人材

・期待値調整が出来ておらず、業務に大きなズレがある状態からスタート
・時間が経過するにつれ、期待度は下がり、満足度も下がる
 -このとき、期待が大きい分落下角度が非常に高くなる
・個人のモチベーションとも言える内発的動機を実現できる環境にないと感じている
 -個人のモチベーションと日々の仕事がリンクしていない
 -常に自分の仕事に対してフィードバックを得られない
・会社の制度や福利厚生等といった外発的動機形成は減点を避ける働きはするが、短期的な刺激に留まり持続性に乏しい場合がある
・3日〜2ヶ月以内で退職となる

なぜ人は辞めるのか

多くの場合
個々のモチベーションと日々のタスクがリンクされるよう設計されていないがゆえに人は辞める
 -自分で設計できる人は一握り(参考書を渡して勝手に自分で勉強できるのは一握りの人間だけ)
 -自社の環境はどのようなモチベーションに応えることが出来るのかを、明確にしておかないとお互いに不幸になる

なぜ設計されていないのか

なぜ個々のモチベーションと日々のタスクがリンクされるよう設計されていないのか?
 -その必要性がないから。アウトソーシング系に多いが、与えた仕事をこなしてくれればそれで良いという考え。
 -そこまで手が回っていない。それとなく必要性には気づいているが、言語化が出来ておらず、行動に至っていない

まとめ

以下の3点を採用における事前準備として
取り組むことをおすすめします。

・どのような内発的動機を持っている人間を採用すれば、自社の環境では応えられるのかを整理する
・個々のモチベーションと日々のタスクがリンクされるよう設計しておく
・面接時の期待値調整をきちんとする
 -過度なくらい丁寧に、ネガティブな部分もきちんと説明する

以上、ベトナム人採用における準備について
グラフを用いながらご紹介してまいりました。

Viecoiでは、通常の人材紹介のみならず
このような自社の採用体制を構築する内製化サポートもしております。

ご興味あればぜひお気軽にお問い合わせください。