ベトナムの国民性を表す4Kとは


国民性

世界には196もの国が存在する。
これはつまり、少なくとも196の国民性があるということだ。

海外でビジネスを展開するにあたり、その国の国民性を理解することは必須だ。
例えば、ベトナムは世界を見渡しても有数なFacebookユーザーを誇る国だ。
それはなぜなのか。これも国民性が少なからず関わってくるということを理解することは容易だろう。

Facebookの事例は結果論かもしれないが、これから新しいビジネスをここベトナムで始めるならば、国民性の理解を疎かにする理由はないだろう。それが新しいビジネスではないとしても、もしベトナム人と一緒に働くことになるのであれば、マネジメントの観点からも国民性の理解は避けて通れないのだ。

では、ベトナムの国民性とはどんなものなのか。
今回はベトナムの国民性として挙げられる4Kという特徴をご紹介したい。

4Kとは、①器用②向上心・向学心旺盛③近視眼的④カカア天下
順に説明していこう。

器用

器用

ベトナム人の手先は器用だ。
よくベトナム人の器用さを表す例として下記のようなエピソードが挙げられる。

●着物や西陣織の帯刺繍などで不良品率が1%未満と極めて低い。
●アジア地域のロボットコンテスト等では、必ずベトナムの大学が優勝や上位入賞を果たしている。
●街中でバイクや機械修理を自分達でやってしまう
●日本人女性観光客にも大人気のオーダーメイド服の制作も即日~数日で完成させる。

さらに記憶力も優れており、OA・精密機器メーカーの流れ作業でも、1人で担当する部品数がアジアの周辺と比べても多い。

手先の器用さが求められる生産分野において世界のトップに立つ可能性があるだろう。実際にNikeのような世界的ブランドも生産工場をベトナムに持ち、多くの外国投資家がベトナムの労働市場の開拓を始めている。もしこれらの人材に加え、質の高い経営管理体制や投資環境が整えば、他の分野でも同様の成功を遂げられるだろう。

向上心・向学心旺盛

勤勉

ベトナムの人はダブルスクールをしている人や習い事をしている人が圧倒的に多い。学校が大好きなのだ。新しい知識を貪欲に吸収しようとし、自分自身の価値を高めることを至上命題としているようだ。
ただし、だからと言って勝手に学ばせておけば安心ではない。もしあなたが管理する側の人間ならば、正しい努力をするようにマネジメントする必要がある。言葉は悪いが、学ぶことが目的になりがちな側面があり、実体が伴っていないことも。

近視眼的

近視眼

ベトナム人の金銭感覚は「明日の100万円より今日の100円」。
「今稼げるか」という点のみが重要なのだ。

この近視眼には理由がある。背景にはベトナム戦争や急速なインフレなどが影響しているようだ。40年前のベトナムは戦火に包まれており、今日の生活を維持するのでやっとという人が多く、そして、数年前にはベトナムは突然インフレ経済となってしまい、物価が10倍になるという経済現象を体験しているのだ。そのためにベトナム人は中長期の予測は難しい、今のプラスを取って行こうという発想が強く根付いると言われている。
今でこそ少しずつ銀行預金も増えてきてはいるものの、たんすの貯金が未だに主流なのはベトナム人の大衆心理の表れかもしれない。

カカア天下

カカア

ベトナムは「カカア天下」だ。近年の日本と共通する部分だが、ベトナムは非常に強い女性優位の国なのだ。
戦争で男手を取られ女性が社会生活を守ってきた歴史的背景からだと予想するが、ベトナムの女性はこぞって恐妻家。「ベトナムには辛くない唐辛子はなく、棘のないばらは無い」ということわざがあるほど、非常に嫉妬心の強い女性が多いのだ。

最後に

ベトナムの国民性を表す4Kをもとにご紹介してしてきたがいかがだっただろうか。
これから新しいビジネスをここベトナムで始めるならば、国民性の理解を疎かにする理由はないだろう。それが新しいビジネスではないとしても、もしベトナム人と一緒に働くことになるのであれば、マネジメントの観点からも国民性の理解は避けて通れない。ぜひ参考にしていただき、ベトナムでのビジネスを加速する一助になれば幸いだ。