【ついに日本も抜かれた】ベトナム人の英語力とは?


english

ベトナムに進出、またはすでに進出している採用担当者の皆さんにとって、ベトナム人の英語力は気になるところですよね。ベトナム人と一緒に働くにはもちろんコミュニケーションが必要ですが、ベトナム語を学習するのは相当根気がいります。できれば英語を使いたいですよね。

結論から言うと、2015年、ベトナム人の英語力は世界70か国・地域中29位で日本抜きました。
スイスに本部を置くグローバル教育機関イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)がこのほど発表した英語力ランキングによると、ベトナムは非英語圏の世界70か国・地域中29位で、アジア16か国・地域中では5位につけており、日本は世界30位、アジア6位の結果に。

他国と比べると、アジア16か国・地域のうち、ベトナムの英語力はシンガポールやマレーシア、インド、韓国よりも低いが、日本、台湾、インドネシア、香港、パキスタン、中国、スリランカ、カザフスタン、タイ、モンゴル、カンボジアに比べると高くなっています。

ベトナム人が英語を勉強する背景

日本語や韓国語など外国語を学ぶ若いベトナム人の中でも、とりわけ人気を博しているのが英語。いまでは世界共通の第二言語として、ベトナム国内でもビジネスの場で幅広く使われています。

ベトナムではローカル企業がまだまだ少ないことから、大学を卒業して外資系企業に入社するのが一種のステータスとなっていることも英語熱の一つの理由といえるでしょう。外資系企業は、ローカル企業と異なり「給料が高い」、「福利厚生が手厚い」、「横暴な上司がいない」、「安定している」、「世界に通じるマナー、スキルが身に付く」と考えられているのです。つまり、英語が使えること=国際的な労働者市場で生き残っていく道だと気づいていることが大きいのです。

ただし、都心では英語を流暢に話す人が多いものの、ちょっと郊外へ行くと途端に英語を理解できる人は少なくなるといった印象です。大学を卒業していない大人はまず話すことができないと言っていいでしょう。

学生も社会人も通う英語塾

高校、大学に通う学生の多くが学校終わりに英語塾に通います。夕方頃になると、子供を迎えにきた両親たちで塾周辺は大混雑。また、社会人のために夜間部を開講している塾も多く、20代から30代が主に仕事終わりに通っています。英語ができれば給料は格段と上がりますので、売り手市場のベトナムでは、会社を退職してまで英語学習に専念する人もいます。

ベトナム人は勤勉と言いますが、とにかく学校が大好きなのです。ただし発音には特徴があるため慣れが必要です。例えば、passportは「パッポー、パッポー」、数字の3は「ティー!」といった具合です。

変わる英語教育

ベトナム国家も国民の英語教育には力を入れています。
2010年度には小学3年生の20%で英語が必修化。3年生だとベトナムは6歳で小学1年生なので、3年生なら8歳。日本だと小学2年生に相当します。教育訓練省は、ホーチミン市、ハノイ、ダナンで週4時限の英語授業の試みを開始する予定。現在は選択制ですがベトナム政府はこれを必修化する方向で検討しているそうです。

なぜ現在は全体の20%でしかやらないかというと、まず英語教師が足りないし、そもそも教室が足りないのだとか。ベトナムでは、午前・午後両方授業がある小学校は少数派で、午前だけ、午後だけ授業があるという生徒も多いようです。計画では、2018年までに地方を含む全国で小学校の英語必修化を果たしたいとのこと。

最後に

ベトナムの英語教育事情をご紹介いたしましたが、いかだでしたでしょうか。
大学を卒業していたり、ITエンジニアであればネイティブでなくとも英語でのコミュニケーションは可能なレベルです。さらに日本のようにリーディングやライティングよりもスピーキングに重きが置かれていますから、話すことに抵抗がないのが現時点での日本との大きな差かもしれません。