ベトナムでビジネスをする際に押さえておきたい5つの商習慣


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ベトナムへの進出を検討する日系企業が増えています。

2014年におけるベトナムの主要輸出入国で、日本はアメリカ、中国に次ぐ第3位。また同国では、日本語を話せる人材を増やそうとする政策も推進されています。しかし、それはつまりベトナムと日本の商習慣の違いによって苦労を強いられる人も増えていることを指します。
少ないリソースでベトナム市場に勝負をかけるあなた。事前に回避できるリスクを理解し、本業に集中できる状態を作ることが、その後のビジネスのスピードを生むことになるでしょう。

今回はインターネットで調べただけでは知り得ない、進出する前に知っておきたい現地ならではの商習慣をご紹介します。

1.家族との時間が最優先

ベトナム人は仕事よりも家族や友人との約束を優先することが多いです。
日本ではあまり考えられませんが、4半期に1度は家族行事で数日~1週間程度、仕事を休むことが。主には冠婚葬祭の行事ですが、そのほかにも”Family Issue, Family Trouble”と言い、急遽故郷に帰省することもあります。

この要因を考えていくと、娯楽の少なさも1つの要因なのではないかと考えています。日本のように映画やパチンコなど一人で楽しめる娯楽は少なく、趣味も多様化していません。それもあり、楽しく過ごすためには家族や友人と仲良くする必要性があるのではないでしょうか。本来人類は群れることで他の動物とは異なる強さや知能を得てきたため、生物学的に言っても的外れな仮説ではないのかもしれません。

2.飲み会は必須

日本でも飲みニケーションという言葉はありますが、ここベトナムではより重要性が増します。
普段の仕事場では静かで勤勉なベトナム人も、飲みの場ではアグレッシブに。チームで働くというよりも個人主義が強いベトナムにおいてはこういったコミュニケーションの場を意図的に作っていくことは仕事上必要なのです。

3.残業はしない

日本ではまだまだ長時間働くことに美徳があるといった風潮もありますが、ここベトナムでは基本的に残業はしません。
ただ注意すべき点があります。欧米のように成果至上主義の国ならば、残業はしなくとも成果は出すという共通認識が多少なりともありますが、ベトナムではそういった認識は弱く感じます。その点に関してはきちんと初期の段階で伝えるべきです。目的、目標、プロセス、スケジュール、タスクを明確にし、お互いにプロとしての基準で仕事ができるように調整しましょう。

4.Too muchなくらいの指示/管理

日本であればある程度方向性を伝えれば自ら考え進めていけるでしょう。それは日本人の能力もありますが、同じ価値観や文化を共有しているからとも言えます。しかしベトナムではそうはいきません。最終的な成果物が期待とは全く異なることなど日常茶飯事。それはその仕事をしたベトナム人の問題ではなく、仕事を依頼した側の責任です。これまでどれだけ曖昧な中でお互いが仕事をしていたのかを実感することができるでしょう。

5.グレーなお金

ベトナムでビジネスをしていく上で、賄賂は避けて通れない存在。
ソフトウェア開発や製造業などのライセンスの取得が容易な業種でなければ、多くの場合に賄賂を要求されることがあります。領収書が当然発行されない賄賂を払うべきではないですが、払わない限り手続きが後回しになり、ライセンスの手続きが延々と進みません。また、賄賂欲しさに、例え書類に不備がなくても、何かしら書類の不備を指摘してきます。

他にも税関職員になるには500万円の賄賂を払うという話しもあれば、学校教師の70%は賄賂で就職しているという話しも。「お金を払って何とかする」価値観が浸透するベトナムですが、このような話はベトナムだけではありません。中国やフィリピンなど、およそ発展途上国であればどこでも、程度の差はあれ、耳にする話なのです。

最後に

ベトナムでビジネスをする際に押さえておきたい5つの商習慣をご紹介いたしました。
繰り返しになりますが、事前に回避できるリスクを理解し、本業に集中できる状態を作ることが、その後のビジネスのスピードを生むことになります。Viecoiでは5年間に及ぶベトナム進出コンサルティングの経験を生かしたサポートも可能です。採用以外のお悩みでもぜひお気軽にお問い合わせください。