ベトナムのリアルな就活生事情


日本では、近年制度が変わり、大学4年生から主に国内の企業への就職活動が解禁となっています。ベトナムでの就活事情は日本と比べてどうなっているのでしょうか。一つずつ違いを見ていきましょう。

 

就活時期

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日本では、先ほども述べたように、大学4年生から1日または数日のインターンシップや面接などが始まり出します。

一方ベトナムでは、就活時期は人それぞれです。ベトナムの大学4年生にとって、1年間の上半期は論文を書く時期であり、下半期には授業がありません。大学によって若干のズレは生じますが、6月・7月・8月に大学へ通うということ自体が終わり、卒業式は11月や12月などの年末に行われます。ですので、夏から卒業式までの間に就職先を探す学生もいれば、卒業式後に探すという学生もいます。卒業式後から就職先が確定する人が出始めます。

現在の学生にとって、大学4年生の上半期が終わると、会社でフルタイムのアルバイト(インターン)を始め、その会社に卒業後入社というパターンが主流です。エンジニアの場合は、そのフルタイムで短い実務経験を積み、他の会社に卒業後は入社というパターンもあります。

 

就活時の服装

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就活時期になると、「全員スーツでの就活に違和感」というスーツ必須の日本の就活ルールに異議を唱える声を耳にすることが多くなった今日この頃ですが、ベトナムでは就活時の身なりについて見ていきましょう。

一般的なベトナム人経営の会社である場合、スーツ着用の男性を面接で見ることは多くありません。無地やワンポイントのポロシャツが主流です。面接の時にスーツを着てくる男性も、入社後はポロシャツや会社のシャツを着ている従業員が多いです。年中夏のベトナムで、スーツを一年中来て仕事をすることは難しいのでしょう。

一方、女性の場合は、男性のポロシャツよりフォーマルなスカートにシャツを着ている姿がよく見受けられます。ベトナム人女性は生まれてすぐ0歳時にピアスを開けますので、ほとんどの女性はイヤリングをつけています。髪の色も黒目のカラーであればOK。ベトナム人の女性は、日本の女性就活生と大きく目立った違いはないようです。

 

就活先の見つけ方

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就職希望先の短期のインターンシップへ参加したり、グループシスカッションなどを行う前に、まずは就職先を見つけなければ就活は始まりません。ベトナム人はどのように就職に関する情報をゲットしているのでしょうか。そのベトナムでの就職先の探す方法は大きく分けて4つ存在します。

1、求人ウェブサービス

日本と変わりなく、ベトナムにも求人サービスが多数存在します。様々な求人サービスのサイトに訪れて、ユーザー登録を行って自分の理想にあった求人に応募をします。現在、日本ではおなじみである祝い金付きの求人サービスVIECOI.vn(ベトナム向け)(日本向け)を、ベトナム国内初のサービスとして行なっています。他にも、「【ベトナム進出企業向け】ベトナム人を採用する際に使いたい求人サイトまとめ」でベトナムの求人サイトを紹介しています。

 

2、Facebook

ベトナム人半数のFacebookを1日に使う時間は3時間以上である。ベトナム人は自己顕示力が日本時よりも強く、Facebookに載せられたユーザー自身の自撮りをよく見かける。ベトナム人は、娯楽のためと同様に就活にもFacebookを利用します。企業のFacebookページをフォローすることや、Facebookのニュースフィードに流れる求人ウェブサービス内の求人から情報を得ます。その求人をクリックすることで、求人サービスのサイトへの流入が起こります。日本に比べ、

Facebook利用者の割合が多いベトナムにとって、Facebookの活用は良いマーケティング方法と言えるでしょう。

 

3、大学の教授

この3番目のタイトルを見て、びっくりした方も多いことでしょう。日本では、馴染みのないこの方法がベトナムでは行われています。ベトナムでは、学校の先生の副業が盛んに行われており、大学の教授は会社の社長や部長などの高い役職クラスの人であることが多いという背景があります。その教授らが、レベルの高い学生には自分の会社、またはその学生に見合った、知り合いの会社に紹介しているのが現状であります。学生にとっても、教授とのコネを使った、比較的楽な就活を行うことができます。

 

最後に

ベトナムの就活事情は文化的・地理的背景からの日本との相違点が多く、ベトナム人を雇用する上で、それらの情報を知っておいて損はないと言えます。

ベトナム人を雇用する上で、さらにベトナム人について理解を深めたい方はこちらをどうぞ。「ベトナム人と日本人の仕事に対する意識の違いとは」「ベトナムの国民性を表す4Kとは